こんにちは。3児のママ、Kaaaaachanです!わたしは3人目を初めて無痛分娩で出産しました。
無痛分娩って本当に痛くないのかな?
自然分娩か無痛分娩か迷っている
無痛分娩を選択したいけど、流れがよく分からなくて不安
そんな妊婦さんに向けて、わたしが感じた「無痛分娩を選択して良かったこと」や「無痛分娩の流れ」、「後悔したこと」などをご紹介します。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
無痛分娩を選択した理由
わたしは3人目にして初めて「無痛分娩」を選択しました。1人目と2人目は自然分娩だったので、産院の助産師さんから「3人目でどうして・・・?」とよく尋ねられました。わたしが無痛分娩を選択した理由をご紹介します。
出産日が決まっているため上の子たちの預け先を確保できるから
今回わたしが選択したのは「計画無痛分娩」。「計画無痛分娩」はあらかじめ分娩日を決め、促進剤を用いて分娩する無痛分娩です。分娩日が決まっているので、前もって上の子供たちの預け先を確保することができます。
3人目の出産は里帰り出産ではなく、両親からのサポートがない状況でした。もちろん夫は普段通り仕事をしています。突然陣痛が来たり破水したりした場合、上の2人の子供のお世話から入院準備まですべてわたしが1人で対応しなければなりません。あらかじめ出産日が決まっていれば、子供たちを保育園に預けたあとで慌てることなく入院準備を行うことができます。
2人目のお産がトラウマだったから
2人目の出産は自然分娩でしたが、出産時期がコロナ禍だったため産院から立会いは禁止されていました。そんな状況下、陣痛がきてLDRにいる間、医師や助産師さんはまったく様子を見に来てくれませんでした。わたしの記憶では、分娩時間8時間のうち2度ほどしか助産師さんの顔を見ませんでした。しかも、滞在時間は数分程度。(医師は分娩に間に合わず、会陰切開の縫合のときに現れました。)
立ち会いはいない上、助産師さんが腰をさすってくれたわけでもありません。誰のサポートもないまま独りで陣痛を耐え抜きました。数年経ってもその時に感じた痛みや孤独の記憶が鮮明に残っており、3人目は無痛分娩にしよう!と決意しました。
理想の病院が自宅から近かったから
1人目と2人目は公立の総合病院で里帰り出産でした。部屋は大部屋で、同室のママや赤ちゃんたちの様子が気になってしまい、入院中はあまり気が休まりません。
また、その病院の食事は「ザ・病院食」という印象で、少し物足りなさを感じていました。慣れない赤ちゃんとの生活の中で、入院中の食事は大切な楽しみのひとつです。せめてお祝い善だけでも、豪華なものが食べたい!というのが率直な感想でした。
しかし一方で、総合病院ならではの強みもありました。分娩時に何かトラブルがあった場合、基本的にはその病院で対応してもらえるので、とても安心できたのです。
無痛分娩に関しては、麻酔を使用するので麻酔医が常勤している産院が希望でした。
以上のことから産院を選ぶ条件は、
- 個室であること
- お祝い膳が豪華であること
- 総合病院であること
- 麻酔医が常勤していること
この4点でした。幸いにも車で15分程の距離にこのすべての条件を満たす病院があったのです。「ここで産むしかない!」と感じ、3人目はこの病院にお世話になることに決めました。
無痛分娩に反対された?夫と実母の反応
無痛分娩を選択したいけれど、夫や両親に反対されるのでは?という心配があるかもしれません。
我が家の場合、夫に無痛分娩のことを話すと「いいんじゃない?Kaaaaachanの好きなようにしたら」と、肯定的な様子。
一方実母は「無痛分娩?好きな方法でいいけれど、少し心配・・」といった反応でした。
調べてみると夫や両親から無痛分娩を反対されるケースも多いようです。その理由はなんでしょうか。
「お腹を痛めて産んだ子はかわいい」から
世間ではまだ「お腹を痛めて産んだ子はかわいい」「陣痛に耐えてこそ母親になれる」などの意見を持っている方が少なくないようです。出産の痛みを経験した方が、子供への愛情が深くなるという思い込みから、反対されるケースがあるようです。
麻酔によるリスクが心配だから
無痛分娩は麻酔を使用して痛みを和らげる分娩方法です。厚生労働省の「無痛分娩を考える妊婦さんとご家族の皆様へ」のリーフレットによると、無痛分娩では麻酔により呼吸が止まってしまったり、意識を失ってしまったりする可能性があるとのこと。これらは重い症状のケースで頻度はまれではありますが、そういったリスクを心配し反対されるケースもあるようです。わたしの母も麻酔によるリスクを心配していました。
参考:厚生労働省|「無痛分娩」を考える妊婦さんとご家族の皆様へhttps://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001089301.pdf
無痛分娩に反対されたときの説得方法
できれば周囲の人も納得し、晴れ晴れとした気分で出産を迎えたいですよね。では、どのように納得してもらうのが良いでしょうか。
医師が解説したメディアを共有する
様々なメディアを通じて、産婦人科医の方々が「出産の痛みは赤ちゃんへの愛情に影響しない」と発信されています。「無痛分娩 愛情」と検索すれば、たくさんの記事が出てきます。出産の痛みが母子間の関係性に影響を及ぼすと思い込んでいる両親や夫の場合、そういった記事を共有することで納得してもらうことができるかもしれません。
産院で説明を一緒に聞く
無痛分娩のリスクなど専門的なことは、やはりプロに聞くのが安心です。わたしは両親に妊婦健診に付き添ってもらい、無痛分娩のリスクについて両親と一緒に助産師さんに確認しました。そして心配に思ったことはその場で実母からも質問してもらいました。助産師さんも慣れているので分かり易く丁寧に説明してくださいます。無痛分娩のメリットについても教えていただき、母も安心し納得してくれました。
【出産レポ】無痛分娩の流れとは?
わたしが経験した計画無痛分娩のおおまかな流れはこちらです。
- 妊娠34週 計画無痛分娩の希望を伝える
- 妊娠36週 麻酔科で麻酔の説明を受ける
- 妊娠37週 分娩日決定
- 分娩日前日午後(妊娠38週2日)入院
- 分娩当日(妊娠38週3日)15:00頃 無痛分娩にて出産!
妊娠34週 計画無痛分娩の希望を伝える
もともと無痛分娩を希望していましたが、妊娠トラブルがある場合は無痛分娩を選択できません。妊娠34週の時点で赤ちゃんもわたしも何も問題がなかったので、医師に無痛分娩の希望を伝えました。
妊娠36週 麻酔科で麻酔の説明を受ける
妊娠36週の妊婦健診では、産科にくわえて麻酔科の受診がありました。麻酔科では分娩当日の麻酔の流れについて説明があり、わからないことや不安なことがあれば医師に直接聞くことが可能でした。
妊娠37週 分娩日決定
分娩日が決まったのは、出産の1週間前です。分娩日が決まるのは意外と直前なんだな、という印象でした。赤ちゃんの推定体重や子宮口の開き具合、柔らかさ、赤ちゃんの降り具合などから判断して、医師により分娩日が決まりました。
分娩日前日午後(妊娠38週2日)入院
分娩日前日の午後に入院しました。上の子たちを保育園へ預け、夫に付き添ってもらっての入院です。その日は病院でのシャワーも可能でしたが、バタバタしそうなので事前に自宅で入浴を済ませておくことに。NSTがあったり、体温や血圧を測ったりしたあと、夕食の時間がありました。麻酔分娩中は食事ができないので、出産前最後の食事となります。
明日にはきっと赤ちゃんに会える!
無事に生まれるだろうか・・
と楽しみ半分不安半分な気持ちで眠りにつきました。
分娩当日(妊娠38週3日)15:00頃 無痛分娩にて出産!
時系列はこちらです。
- 7:00 点滴などの処置
- 7:30 バルーンを子宮口に挿入
- 促進剤の投与(30分ごとに促進剤が追加される)
- 9:00 麻酔科の先生が硬膜外カテーテルを入れる
- 12:30 人口破水 → 本陣痛へ
- 13:30 子宮口6センチとなり麻酔の投与をお願いする
- 14:30 子宮口全開
- 15:03 出産
7:00 点滴などの処置
6:30に起床し個室からLDRへ移動。7:00にLDRに到着するとすぐに促進剤の点滴などの処置が始まりました。
7:30 バルーンを子宮口に挿入
医師により子宮口にバルーンが挿入されました。今回初めてのバルーン挿入でしたが、あまり痛みは感じませんでした。ここから30分ごとに促進剤の投与が行われ、前駆陣痛のような弱い陣痛が続きました。この時の痛みは我慢できる程度のものです。
9:00 麻酔科の先生が硬膜外カテーテルを入れる
「硬膜外カテーテルの挿入が痛い」という出産レポを読んだことがあったので覚悟していましたが、わたしはまったく痛みを感じませんでした。事前のリサーチから「背中をできる限り丸くした方がいい」という知識があったので、できる限り背中を丸くした体勢をとりました。その甲斐あってか痛みはまったくありませんでした。
12:30 人工破水 → 本陣痛へ
その後も弱い陣痛がしばらく続き、お産がなかなか進みません。すると医師から人工破水の提案がありました。経産婦の場合、破水すると一気に陣痛が進むとのこと。1人目の出産でも人工破水を経験していたので、医師の提案をすんなり受け入れました。「パチン」と子宮で風船が割れるような感覚があり、羊水が流れ出てきました。その後本陣痛の痛みを感じるように。
13:30 子宮口6センチとなり麻酔の投与をお願いする
本陣痛が始まりましたが、まだ腰にズンとくるような痛みではありません。麻酔をお願いするタイミングを見計らっていると、ちょうど様子を見にきてくれた助産師さんが内診をしてくれました。子宮口は6センチ開いていたので、麻酔をお願いすることに。30分ほどして麻酔が効き始め「お腹が張るのは分かるけれど、子宮より下の痛みがない」というなんとも不思議な感覚。最高潮の痛みがくる前に麻酔を投与してもらえたので、とてもいいタイミングでした。
14:30 子宮口全開から分娩準備へ
麻酔を入れて1時間ほどすると、ズン!とお尻に衝撃が・・・。「これは赤ちゃんなのでは?」と思い、そばにいた夫に相談するとすぐナースコールを押してくれました。まったく痛みがないので、赤ちゃんが降りてきたという確信がありません。助産師さんが部屋につくなり内診をすると「子宮口全開ですね!」と一言。すぐに分娩準備となりました。
15:03 出産
分娩の準備が整うと「次にお腹が張ったらいきんで!」と助産師さんから指示が。1回いきんだあと「全然痛くないでしょ?」と助産師さんに尋ねられ、「本当に痛くない!不思議!あはは〜」と笑うことができるほど余裕がありました。すると「今笑ったおかげでどんどん赤ちゃん降りてきた!もういきまないで、深呼吸だけして」と助産師さん。そのまま深呼吸をしていると、なんと赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるではありませんか・・・!なんの痛みもなく笑顔で我が子を迎えることができました。
無痛分娩を選んで良かったこと
痛みが軽減された
無痛分娩の目的の通り、陣痛や分娩による痛みはかなり軽減されました。しかし自然分娩と同じく、麻酔が切れた後のおしもの痛みはあるので、円座クッションは必須でした。また後陣痛もあるので、産後の痛みは普通にあることを理解しておく必要がありそうです。
体力を温存することができた
自然分娩では陣痛に耐える間に体力がどんどん消耗されていきます。出産後は疲労困憊状態で、赤ちゃんのお世話をするのも大変・・・。無痛分娩では、陣痛中に麻酔が効いているため、痛みに耐えることはありません。疲労感をあまり感じずにすんだことで、赤ちゃんのお世話のための体力を残すことができました。
生命の誕生に感動できた
無痛分娩では素直に生命の誕生に感動することができました!上の子たちが生まれた瞬間は「やっと痛みから解放された・・」というのが正直な感想。3人目のお産では、笑顔で赤ちゃんの誕生を迎えることができたので、とても幸せな瞬間を感じました。
無痛分娩の副作用・分娩時間・費用は?
無痛分娩の副作用や分娩時間について、心配されている方もいるのではないでしょうか。ここでは、今回の出産による副作用や分娩時間、費用などについてご紹介します。
副作用について
無痛分娩では、出産後に高熱が出たり頭痛が起こったりすることがあるようです。しかし、わたしは発熱も頭痛もまったくありませんでした。排尿については、麻酔が効いている間は助産師さんに導尿してもらいましたが、麻酔が切れた後は自力でトイレに行くことができました。排尿障害はありませんでした。
分娩時間について
約2時間でした。分娩時間が短かったのは、3人目だからということもあるかもしれません。無痛分娩では分娩時間が長くなる可能性があると聞いていましたが、わたしの場合はそんなことはありませんでした。吸引や鉗子などの器械も使いませんでした。
無痛分娩の費用について
分娩した病院では自然分娩の費用にプラスして10万円でした。出産費用はトータルで70万円ほどかかっており、出産一時金の50万円を引いて20万円ほど足が出た形となります。前項でも紹介しましたが、わたしが病院に望む条件はすべて揃っていたので、費用はかかっても大満足でした。
無痛分娩を選択して後悔したことは?
後悔したことはありません!心から無痛分娩を選んで良かったと感じています。強いていうなら「なぜ1人目から無痛分娩を選択しなかったんだ・・」ということでしょうか。
【まとめ】無痛分娩のおかげで良い育児のスタートがきれた!
以上、3人目にして無痛分娩を選択した理由や出産の様子などをご紹介しました。
出産は本当に命懸けです。どのような産み方であっても母子ともに無事であることが一番だと思います。ただ、もし痛みを和らげることができて、その後の育児を頑張ろう!と思えるのであれば、無痛分娩はとても良い選択なのではないでしょうか。
すべての妊婦さんが無事に出産を終えられることを心より願っています。
Hi! I'm Kaaaaachan.
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I am a Japanese mom with three kids.
I created Kaaaaachan's diary to share useful tips for motherhood in Japan and Japanese life style.
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